9月11日(木)〜16日(火)までの会期で、第3回定例会が開催されましたので、その内容をまとめます。
議案・案件一覧
議案一覧
- 議案第1号 令和7年度余市町一般会計補正予算(第5号)
- 議案第2号 令和7年度余市町介護保険特別会計補正予算(第1号)
- 議案第3号 余市町議会議員及び余市町長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例案
- 議案第4号 余市町職員の勤務時間及び休日休暇に関する条例の一部を改正する条例案
- 議案第5号 余市町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例案
- 議案第6号 余市町下水道条例の一部を改正する条例案
- 議案第7号 余市町水道事業給水条例の一部を改正する条例案
- 議案第8号 工事請負契約締結事項の変更について
- 議案第9号 令和6年度余市町下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
その他案件一覧
- 常任委員会委員の辞退について
- 認定第1号 令和6年度余市町水道事業会計決算認定について
- 認定第2号 令和6年度余市町下水道事業会計決算認定について
- 選挙第1号 後志教育研修センター組合議会議員の選挙について
- 意見案第1号 義務教育の機会均等の確保と教育予算の確保・拡充を求める要望意見書
- 意見案第2号 安全・安心の医療・介護実現のため人員増と処遇改善を求める要望意見書
- 議員の派遣について
- 閉会中の継続審査調査申出について
令和7年度一般会計補正予算(第5号) “概要”
補正額は 10億2,841万2千円、補正後の一般会計は 124億1,966万2千円 となります。
今回の補正は、ふるさと納税関連が大きな割合を占める一方で、医療・福祉、農業、除雪、教育など、町民生活に直結する事業への配分も盛り込まれています。
歳入
| 区分 | 金額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 国庫補助金 | 251万3千円 | 社会保障・税番号制度整備費補助金、地域診療情報連携補助金 など |
| 道補助金 | 842万7千円 | 農業次世代人材投資事業補助金 |
| 寄附金 | 3億8,103万6千円 | ふるさと応援寄附金、社会福祉寄附金 |
| ふるさと応援基金繰入金 | 5億4,304万5千円 | ふるさと応援基金からの繰入 |
| 職員等退職手当負担金基金繰入金 | 2,778万7千円 | 退職手当基金からの繰入 |
| 繰越金 | 4,165万4千円 | 前年度からの繰越金 |
| 雑入 | 1,995万円 | 消防組合還付金、公有建物共済保険金 など |
| 町債 | 400万円 | 除雪作業車等保管倉庫建設事業債 |
| 合計 | 10億2,841万2千円 |
歳出
| 事業名 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| ふるさと納税取扱業務委託料 | 4億9,857万円 | 受付・管理等の委託費 |
| ふるさと納税ポータルサイト使用料 | 3,861万7千円 | ポータル利用料 |
| ふるさと納税関連 手数料(役務費) | 215万円 | 手数料 |
| ふるさと応援基金への積立 | 3億8,088万6千円 | 将来活用に備える積立 |
| 社会福祉施設等建設基金への積立 | 15万円 | 施設整備に備える積立 |
| 退職手当組合 追加負担金 | 2,610万1千円 | 共済費 |
| 地積測量図作成委託料 | 190万円 | 事務経費 |
| 不動産鑑定 手数料 | 40万円 | 事務経費 |
| 戸籍情報システム改修委託料 | 68万2千円 | 情報システム改修 |
| 黒川17区生活館 修繕費 | 312万4千円 | 雪害修繕(玄関屋根) |
| 自立支援医療費返還金(国・道) | 1,057万9千円 | 過年度精算 |
| 周産期医療支援事業 負担金 | 363万6千円 | 妊産婦・新生児医療 |
| 北後志衛生施設組合 負担金 | 2,919万6千円 | 広域衛生施設 |
| 医療助成システム改修委託料 | 366万3千円 | 関係機関連携の強化 |
| 農業次世代人材投資資金交付金 | 842万7千円 | 若手農業者支援 |
| 過年度農業補助金返還 | 112万5千円 | 過年度精算 |
| 歩道用ロータリ除雪車 購入 | 693万円 | 歩道除雪力の強化 |
| 除雪車保管倉庫 修正設計 | 400万円 | 保管施設整備(地方債対応) |
| 都市計画変更業務委託料 | 288万2千円 | 都市計画見直し |
| 北後志消防組合 負担金 | 162万6千円 | 消防体制の維持 |
| GIGAスクール端末 ソフトウェア | 332万1千円 | 教育ICTの充実 |
| 合計 | 10億2,841万2千円 |
一般質問一覧
| 議員名 | 質問内容 |
|---|---|
| 尾森加奈恵 | ・新たな道の駅について |
| 大物翔 | ・泊発電所再稼働に関する本町の姿勢について |
| 内海冨美子 | ・余市町自治体デジタル・トランスフォーメーション推進について |
| 白川栄美子 | ・5歳児健診導入について |
| ジャストミートあたる | ・田川橋周辺の廃棄船やゴミ・糞便等の環境問題について ・第27回参議院議員通常選挙の開票結果について ・第57回北海ソーラン祭りの短縮・縮小化について ・余市町の人口の動態と現状について ・クリングシェルターについて |
| 寺田進 | ・リチウム蓄電池等の小型充電式電池の回収について |
| 川内谷幸恵 | ・職場の熱中症対策について |
| 佐藤剛司 | ・余市町のICTを活用した教育環境の充実について ・部活動の地域移行について ・緊急猟銃について |
意見書
意見書は2件です。
いずれも無記名投票となり、
「義務教育の機会均等の確保と教育予算の確保・拡充を求める要望意見書」は原案可決。
「安全・安心の医療・介護実現のため人員増と処遇改善を求める要望意見書 」は可否同数のため
議長裁決の結果、否決
となりました。
義務教育の機会均等・水準確保及び無償制度は、すべての国民に対し義務教育を保障するための憲法の要請に基づく国の重要な責務であり、我が国の教育制度の根幹となっています。
中でも、義務教育費国庫負担制度は、すべての子どもたちに一定水準の教育機会をひとしく保障するものであり、次代を担う人材を育成するという社会の基盤づくりに必要不可欠なものです。
しかしながら、義務教育費国庫負担法の改正により、平成18年度から義務教育費の国庫負担率が3分の1に引き下げられたことに伴い、地方公共団体においては地方交付税等への依存度が高まり、教育財政が圧迫されている状況にあります。
とりわけ、広大な地域に小規模校が数多く存在し、また、離島など多くの過疎地域を有する北海道においては、教育財政の逼迫等により、教育水準の全国との格差や市町村間での差が生じるなど、北海道の教育水準のさらなる低下が憂慮されるほか、学力・体力の向上をはじめ、いじめや不登校など多様化・複雑化する生徒指導上の課題への対応や、近年増加傾向にある教育上特別な支援を必要とする児童生徒へのきめ細かな指導の充実等に支障を来すことが懸念されます。
変動性や不確実性、複雑性の高い時代の中でも、未来を担う子どもたちが自分や他者を価値のある存在として尊重し、相互に多様性を認め合い自信を持って自らの夢や目標に進んでいけるよう、多様な子どもたちを誰一人取り残さない教育を進めるとともに、子どもたちを支える教職員の処遇改善や働き方改革などを進めることにより、教職員の成り手を確保し、子どもたちにとってよりよい教育環境を整備していく必要があります。
よって、国においては、公教育に経済・地域間格差を生じさせないため、地方交付税等を含む義務教育費予算の確保・拡充を図られるよう強く要望いたします。
国は、看護師や介護職などのケア労働者が、その役割の重要性に比して賃金水準が低い状況であるとし、2024年の診療報酬・介護報酬・障害福祉報酬の改定で賃上げに特化した「評価料」や「加算」を盛り込みました。
しかし、「2.5%のベースアップ目標」としていたものの、実際の診療報酬のベア評価料や介護報酬の新加算は、その目標に到底及ばないばかりか、病院と診療所や介護施設と在宅介護事業所の間で報酬が大きく異なり、対象外となる従事者もあるため、複数の施設を経営する医療や介護の法人では従事者間に不平等を持ち込むことになるとして賃上げの評価料や加算を見送る使用者まで出ています。
その結果、2.5%のベースアップどころか、定期昇給分を含めても2.0%程度にとどまる定昇並みの賃上げが続いています。他の産業では昨年と今年いずれも5%前後の賃上げがなされ、ケア労働者の賃金水準は全産業平均から大きく下回る事態となっています。
現在の医療・介護現場では、退職者が増加し、入職者が減少する事態が全国各地で広がっています。その背景には、過酷な労働実態とそれに見合わない低賃金があることは紛れもない事実です。コロナ禍で経験したような入院患者が受け入れられない、介護事業所が利用できないなどの「医療崩壊」「介護崩壊」を人員不足のために繰り返してしまうことのないよう、緊急な処遇改善策を国の責任で実行する必要があります。
国は、すべてのケア労働者が差別なく処遇改善につながる施策を再度実行性を伴う形で実施するべきです。そのためには医療・介護施設への経済的援助の拡充も必要であり、診療報酬・介護報酬・障害福祉報酬の抜本的な引き上げを実施するべきです。
よって、国においては、すべてのケア労働者の処遇改善と医療・介護事業の安定的な維持発展のために、以下の措置を講ずるよう強く要望します。
記
- 医師・看護師・介護職員などの配置基準を抜本的に見直し、医療や介護現場で働くすべてのケア労働者の賃上げと人員配置増につなげるよう、全額公費による追加の賃上げ支援策を実行すること。
- すべての医療機関と介護事業所を対象に、物価高騰や人件費増を補えるだけの診療報酬と介護報酬を抜本的に引き上げる臨時改定を実施すること。
- 医療や介護現場における夜勤交替制労働の労働時間の上限規制や勤務間インターバル確保、夜勤回数の制限、週労働時間の短縮、1人夜勤体制から複数夜勤体制への移行など労働環境を抜本的に改善すること。
- 新たな感染症や災害対策に備えるため、公立・公的病院を拡充・強化し、保健所の増設など公衆衛生体制を拡充すること。

・日時:令和7年9月28日(日) 午前10時~午後4時
・会場:余市農道離着陸場(アップルポート余市) 登町742番地9 です。


