令和7年第4回定例会が終わりました。

議会

令和7年第4回定例会(12月定例会)が終わりましたのでその内容をまとめます。

議案・案件一覧

  • 一般質問
  • 行政報告「株式会社まほろば宅地管理公社」について
  • 認定第1号 (第3回定例付託)令和6年度余市町水道事業会計決算認定について
  • 認定第2号 (第3回定例付託)令和6年度余市町下水道事業会計決算認定について
  • 認定第1号 (第6回臨時付託)令和6年度余市町一般会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第2号 (第6回臨時付託)令和6年度余市町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第3号 (第6回臨時付託)令和6年度余市町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第4号 (第6回臨時付託)令和6年度余市町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
  • 議案第1号 令和7年度余市町一般会計補正予算(第7号)
  • 議案第2号 令和7年度余市町介護保険特別会計補正予算(第2号)
  • 議案第3号 令和7年度余市町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
  • 議案第4号 令和7年度余市町水道事業会計補正予算(第2号)
  • 議案第5号 令和7年度余市町下水道事業会計補正予算(第1号)
  • 議案第6号 余市町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
  • 議案第7号 余市町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
  • 議案第8号 余市町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
  • 議案第11号 余市町重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例及び余市町子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案
  • 議案第13号 工事請負契約締結事項の変更について
  • 議案第14号 令和7年度余市町一般会計補正予算(第8号)
  • 議案第15号 令和7年度余市町水道事業会計補正予算(第3号)
  • 議案第16号 令和7年度余市町下水道事業会計補正予算(第2号)
  • 議案第17号 余市町職員給与条例及び余市町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案
  • 議案第18号 余市町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案
  • 議案第19号 余市町特別職の職員の給与及び旅費並びにその支給方法に関する条例及び余市町教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例案
  • 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
  • 決議案第1号 ジャストミートあたる議員に対する議員辞職勧告決議
  • 意見案第1号 国土強靭化に資する社会資本整備等に関する要望書
  • 意見案第2号 脳脊髄液漏出症患者の救済を求める要望意見書
  • 意見案第3号 危機的状況にある自治体病院の存続に向けた財政支援を求める要望意見書
  • 意見案第4号 重点支援地方交付金の拡充と地方自治体への迅速かつ丁寧な支援を求める要望意見書
  • 意見案第5号 太陽光発電設備のリサイクル推進及び適正な廃棄処理に関する要望意見書
  • 意見案第6号 地方の福祉人材の取り組みに向けた財政措置を求める要望意見書

行政報告 「株式会社まほろば宅地管理公社」について

「株式会社まほろば宅地管理公社」について、行政報告を申し上げます。
株式会社まほろば宅地管理公社につきましては、平成7年に設立された黒川第一土地区画整理組合の解散に向け、組合の保有する保留地を取得し、保留地の管理及び売却を進めると共に、換地を含めた「まほろばの郷」地区全体を総合的に支援することを目的に平成24年に設立されております。

公社設立から13年が経過し、この間、組合から取得した保留地38区画の内、未売却の宅地が残すところ5区画となり、また、各地権者が所有する換地についても平成26年度に公社と事業協力協定を締結した375区画の内、未売却の宅地が残り183区画と、「まほろばの郷」地区の土地取引の流動化に一定の役割を果たしてきたところであります。

また、保留地を取得する際の本町、国、市中金融機関からの借入金についても、本町からの借入金を除き完済しております。

このような状況下において去る9月4日の公社の第3回取締役会において公社第14期末、令和7年度末をもって公社を解散する方針が決定された旨の報告を受けたところでございます。

今後においては、解散及び清算業務に向けて関係法令に基づき本町を始めとする関係機関と協議を進めた上で、今後開かれる株主総会での議決を経て正式決定される予定でございます。

株式会社まほろば宅地管理公社につきましては、これまで、良好な市街地形成の先導的な役割を果たす「まほろばの郷」地区全体を総合的に支援いただいていたところであり、本町としても、引き続き「まほろばの郷」地区の発展に向け努めて参りたく、議員各位の特段のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

以上、「株式会社まほろば宅地管理公社」についての行政報告といたします。

令和7年度一般会計補正予算(第7号)“概要”

歳入

区分金額主な内容
国庫支出金8,422万2千円児童手当負担金、障害者自立支援給付費負担金、出産・子育て応援交付金、子ども・子育て支援事業費補助金、国民年金事務費交付金
道負担金3,458万3千円児童手当負担金、障害者自立支援給付費負担金、出産・子育て応援交付金
寄附金5億8,776万4千円余市町ふるさと応援寄附金、社会福祉寄附金、図書購入のための寄附
繰入金2億5,060万0千円ふるさと応援寄附金基金からの繰入
繰越金4,080万9千円前年度繰越金
合計9億9,797万8千円

歳出

区分(目など)金額主な内容
議会費784万3千円議員報酬、人件費
総務費7億5,103万4千円人件費、各基金への積立、ふるさと納税取扱業務委託料、地域おこし協力隊起業等支援補助金
民生費1億4,942万6千円人件費・共済等の調整、修繕費、国民年金事務システム改修委託料、障害福祉サービス費等給付費、児童手当(支給対象者の増)、過年度返還金
衛生費3,300万5千円人件費、医療体制維持補助金(協会病院)、妊婦支援給付金(支給対象者の増)、過年度返還金
労働費△856万0千円人件費
農林水産業費2,676万0千円人件費、新規就農者受入農家報償金、就農研修家賃助成金(新規就農研修者の増)
商工費1,090万4千円人件費、中小企業振興事業補助金
土木費635万3千円人件費、余市港湾内水中アンカー修繕費
消防費348万3千円北後志消防組合負担金
教育費1,773万0千円人件費、小中学校燃料費・光熱水費、公民館光水熱費
合計9億9,797万8千円

債務負担行為の追加
一般廃棄物最終処分場施設整備事業
(令和7~9年度、限度額 6億9,500万0千円以内)。

(補足): 債務負担行為とは?

債務負担行為とは、事業の契約や支払いが複数の年度にまたがる場合に、あらかじめ議会の議決で「将来分も含めて契約してよい」と認める仕組みです。

施設整備や大きな工事、長期の委託などは、今年度だけで完結しないことがあります。
そのため、先に
「どの事業を」「いつからいつまで」「総額はいくらまで」
という枠を決めておき、翌年度以降も計画的に進められるようにします。

なお、債務負担行為はその年度にすぐお金を支払う(歳出が増える)という意味ではありません。
実際の支払いは、各年度の予算に計上して執行されます。

一般質問一覧

議員名      質問内容
尾森加奈恵     ・小中学生のスポーツ・文化活動遠征費等支援について
・高校通学に係る通学費補助について
佐藤剛司・小中学校児童生徒の読解力向上策と情報化社会に対応した教育行政の情報発信体制の強化について
土屋美奈子・物価高対策と中小企業支援・賃上げ環境整備について
大物翔・誰一人取り残さない学びの保証について
ジャストミートあたる・高市新内閣が打ち出す総合経済対策における生活の安全保障・物価高対策がもたらす余市町への影響と効果について
・2025年のよいち大好きフェスティバルの運営について
白川栄美子・介護・福祉の現場での人材不足に対する行政の支援について
岸本好且・本町の地域力創造施策の推進について

私の一般質問のみ、ここに貼って起きます。

国会の動きを見ると、今後、物価高への対策は矢継ぎ早に打ち出されてくる見込みです。
その中には、地方公共団体が国の示す枠組みの中で、地域の実情に応じて活用できる交付金なども用意される方向とされています。

ただ、国の制度に頼るだけでは、現場の課題は十分に解決できません。
制度を「どう使うか」、そして制度の届きにくいところを「どう支えるか」。
そこに、地方自治体としての工夫と責任が問われていると感じます。

物価が上がり続ける一方で、賃金の伸びが追いつかなければ、暮らしの負担は軽くなりません。
だからこそ、町内の一部だけではなく、町内で働く人、事業を営む人、子育てや介護を担う人も含め、地域全体として賃上げの流れを広げていくことが欠かせないと考えます。

町民の生活を守り、地域の経済を持続させるために、「物価高対策」と「賃上げ」を一体で進める姿勢が、いま求められています。

食料品や光熱費などの値上がりが続くなか、町民からは「給料はあまり増えていないのに、生活費だけが上がっていく」といった声が多く聞かれています。給料そのものは少しずつ上がっていても、物価の上がり方のほうが大きく、「実際の生活は楽になっていない」と感じている方が少なくない状況です。

本町の経済は、大企業よりも中小企業や小さな事業所が多く、こうした事業者が人件費や仕入れの値上がりに苦しみながらも、なかなか賃上げまで手が回らないという実情があります。とくに所得の低い世帯や中小・小規模事業者ほど物価高の影響を強く受けており、賃金やくらしの「底上げ・底支え・格差是正」が一層重要になっていると考えます。

現在、国では物価高騰への対応とあわせて、中小企業・小規模事業者の賃上げを後押しするための対策が議論されており、地方公共団体が国の示す枠組みの中で地域の実情に応じて活用できる交付金なども用意される方向とされています。こうした状況の改善には、国の制度に頼るだけでなく、地方自治体としてできる工夫も求められていると考えます。

本町としても、物価高騰の中で企業と町民のくらしを守るため、物価高対策とあわせて、中小企業支援や賃上げにつながる環境づくりに取り組む必要があると考えます。そこで、本町の現状認識と今後の方針について、以下の点を伺います。

1 物価高騰と賃金の状況に関する本町の認識
近年の物価高騰が、町民の家計や、本町の経済を支える中小・小規模事業者の経営に、どのような影響を与えていると考えているのか伺います。あわせて、給料は上がっていても、物価の上昇を差し引くと実際には楽になっていないという状況について、どのような問題意識を持っているのか伺います。

2 国の対策や交付金を踏まえた物価高対策と賃上げを支える考え方
現在、国会で審議されている物価高対策や賃上げに関する施策、そして本町が地域の実情に応じて活用できる各種交付金について、本町としてどのように受け止めているのか伺います。そのうえで、中小・小規模事業者が無理のない形で賃上げに踏み出しやすくなるよう、本町としても手立てを講じるべきと考えますが、本町の基本的な考え方を伺います。

3 公共調達における物価高騰・賃上げへの配慮
本町が発注する工事や業務委託などにおいて、物価高騰や人件費の上昇を、現在どのように価格や契約内容に反映させているのか伺います。あわせて、今後の公共調達においても、物価高騰や賃上げの動きをどのように受け止め、どのような点に配慮していくべきと考えているのか、本町の基本的な考え方を伺います。

意見書

北海道は、豊かな自然、広大な大地、冷涼な気候などの特性と豊富な再生可能エネルギーをはじめ我が国最大の供給力を有する農林水産業、自然や文化を生かした魅力的で質の高い観光資源といった数多くのポテンシャルを有しており、これらの独自性や優位性を生かしながら、将来にわたって持続可能な活力ある北海道の実現を目指しています。
しかしながら、北海道の道路を取り巻く環境は、高規格道路におけるミッシングリンクをはじめ、自然災害に伴う交通障害、幹線道路や通学路における交通事故、道路施設の老朽化など、多くの課題を抱えています。
こうした課題を解消し、人流・物流の効率化による生産性向上及び国際競争力の強化や、激甚化・頻発化する大規模災害に備えた強靱な地域づくりを進めるためにも北海道の骨格を形成する高規格道路から身近な市町村道に至る道路網の整備や老朽化対策などを着実に推進するとともに、積雪寒冷地である北海道では安定した除排雪体制の確保など、冬期間の住民の安全・安心を確保することが必要です。
そのため、地方財政が依然として厳しく、また資材価格の高騰や賃金水準の上昇に対応する中でも、必要な道路整備や除排雪を含む維持管理を長期安定的に進めるための予算を確保することが重要です。
よって、国においては、切迫する日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震や気候変動に伴い激甚化・頻発化する自然災害への対応のほか、令和6年能登半島地震の教訓なども踏まえ、高規格道路から市町村道に至る道路網の整備や老朽化対策、除排雪の充実確保など国土強靱化の取組をより一層推進するため、以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.山積する道路整備の課題に対応しながら計画的かつ長期安定的な道路整備や維持管理が進められるよう、必要な予算を確保すること。

2.第1次国土強靱化実施中期計画に基づく橋梁、トンネル、舗装等の老朽化対策や無電柱化などを着実に進めるために、今後の資材価格・人件費高騰等の影響を適切に反映した必要な予算・財源を確保すること。

3.人流、物流の活性化による生産性向上に向けた高規格道路のミッシングリンクの解消や、高規格道路と直轄国道の連携によるダブルネットワークの構築、暫定2車線区間の4車線化や耐震補強等の機能強化など、国土強靱化に資する災害に強い道路ネットワーク整備を推進すること。

4.令和7年度より舗装補修の対象範囲が拡充された緊急自然災害防止対策事業債の延長を含めた地方財政措置制度の充実を図ること。

5.冬期における安全な道路交通の確保、通学路などの交通安全対策の推進など地域の暮らしを支える道路整備や除排雪を含む道路維持の充実が図られるよう必要な予算を確保すること。

6.災害発生時の迅速かつ円滑な復旧等のため、北海道開発局及び開発建設部の人員体制の充実・強化を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、国土強靱化担当大臣

脳脊髄液漏出症(脳脊髄液減少症)は、交通事故等を契機に発症し、頭痛やめまい、倦怠感など多様な症状が生じる疾患です。平成28年からは診断基準に基づく硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)が保険適用となり、専門的な診療体制の整備が進んでいますが、社会的認知はなお十分とは言えません。

脳脊髄液減少患者・家族支援協会からは、労災保険では障害等級12級の認定が多く行われているが、自賠責保険では後遺障害等級が適切に認定されておらず、多くの患者が救済されていないとの指摘があります。

こうしたことから、脳脊髄液漏出症に苦しむ患者が一人でも多く自賠責保険の後遺障害等級の認定を受け、適切な治療が受けられるよう、支援体制の充実が求められます。

よって、国においては、公平性と透明性の高い自賠責保険の後遺障害等級の認定体制を整備し、被害者救済の理念が十分に発揮されるよう、以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.自賠責保険の脳脊髄液漏出症に関する後遺障害等級の認定手続として、高次脳機能障害(自賠責保険高次脳機能障害認定システム)と同じように、専門医による認定システム(脳脊髄液漏出症認定システム)の仕組みを構築すること。

2.被害者やその代理人及び裁判所等が開示を求めた場合、自賠責保険において後遺障害等級認定を審査した際の根拠資料について労災保険と同様に開示される制度とすること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣

自治体病院は、地域の民間医療機関では採算性の観点から担い難い救急、小児、周産期等の高度医療の実施、さらには感染症や災害対応など、地域の医療提供体制の維持に不可欠な役割を果たしています。
こうした自治体病院の責務を果たすため、多くの自治体は一般会計から多額の拠出金を負担しており、自治体病院は現在の収支構造では行政の財政負担がなければ持続的な運営はできません。
しかし、公益社団法人全国自治体病院協議会の令和7年8月の調査結果にもあるとおり、近年の人件費や物価の高騰により自治体病院の運営に要する費用が大きく膨らむ一方で現行の診療報酬はこうした実情に十分対応できておらず、令和6年度決算では自治体病院の約9割が自治体からの繰出金を入れてもなお経常収支が赤字となるなど、自治体の財政力を超えて経営環境は大きく悪化しています。
このままの状況が続けば、地域住民の生命や健康、さらには社会の安全・安心を支える公的基盤としての自治体病院の役割を果たしていくことはできず、今、まさに周辺市町村も含めた地域の医療提供体制は崩壊の危機に直面しています。
よって、国においては、地域の医療体制を守る自治体病院の経営改善を図ることは、国の責任において取り組むべき重要な課題と捉え、以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.診療報酬については、物価高騰や賃金等の上昇に適切に対応する仕組みを導入し、特に令和8年度の診療報酬改定については、入院基本料の大幅な引き上げを行うこと。

2.自治体病院の経営の現状を考慮し、当面の経営上の危機を回避するためにも、令和8年度の診療報酬改定を待つことなく、人件費や物価高騰など費用増に対応した緊急的な財政支援を行うこと。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣

国は地域の実情に応じた政策展開を支援するため重点支援地方交付金を創設し、毎年度の社会経済情勢を踏まえたテーマ設定のもと地方自治体の取組を後押ししています。直近では物価高騰対応、賃上げ促進、人口減少対策などが柱とされ、特に令和6年度の配分においては地域の中小企業や医療・介護・保育施設等の物価高騰対応への支援が中心的に実施されたところです。
こうした交付金は単なる財政措置にとどまらず、国の政策目標を地方の現場に実装する“実行プログラム”としての役割を果たしており、地方自治体の創意工夫を生かしつつ地域経済の持続的発展に寄与しています。
しかしながら、物価高騰や人手不足が長期化する中で地方自治体は事業費の増大や人材確保の難しさといった課題に直面しており、重点支援地方交付金の規模・内容ともにさらなる充実が求められています。重点支援地方交付金の効果的な運用は地域経済の底上げや住民生活の安定に直結するものであり、国・地方が一体となって取り組むことが不可欠です。
よって、国においては、地方の現場に寄り添った柔軟かつ持続的な以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.重点支援地方交付金の拡充を図り、地方が自立的に課題解決に取り組める環境を整えること。

2.補正予算を早期に成立させ、重点支援地方交付金を含む地方財源を迅速かつ確実に配分すること。

3.地方自治体に対して交付金制度の趣旨、要件等について丁寧な説明を行うとともに、実施段階での技術的・財政的支援を適切に講じること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣

近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い全国各地で太陽光発電設備が急速に普及しています。特に固定価格買取制度(FIT)の導入以降、多くの設備が設置され地域の脱炭素化やエネルギーの地産地消に寄与してきました。
しかしながら、制度開始から13年が経過する中で設置当初の太陽光パネルが寿命を迎え大量のリユース・リサイクル・廃棄の問題が顕在化しつつあります。不法投棄や不適切な処理への懸念も生じており、環境負荷の低減と資源循環の確保が急務です。
再生可能エネルギーの推進と循環型社会の実現は持続可能な地域づくりの両輪であるとともに、太陽光発電設備のライフサイクル全体を見据えた政策支援が不可欠です。
よって、国においては、太陽光発電設備の廃棄・リサイクルに関する制度整備や支援を強化し、地方自治体が適正な処理と資源循環を推進できる体制を構築するため以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.廃棄される太陽光パネルから有用な資源(シリコン、銀、ガラス等)を回収・再利用するため、国による研究開発支援及びリサイクル施設の整備促進を図ること。

2.廃棄時における発電事業者や施工業者の責任を明確化し、適切な処理ルートの確保、不法投棄防止策、処理業者の認定制度の充実を進め、太陽光パネル廃棄物の適正処理体制の強化を図ること。

3.地方自治体が廃棄物処理やリサイクル推進の現場で重要な役割を担うことから必要な財政的支援・人員配置・技術的助言など、国による包括的な支援体制の強化を図ること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】内閣総理大臣、経済産業大臣、環境大臣

保育所等の公定価格や児童入所施設措置費等、介護・障害福祉サービスの報酬、保護施設事務費等については、国家公務員の地域手当に準拠した地域区分に応じて算定されています。
令和6年人事院勧告を受け、国家公務員の地域手当が令和7年4月から改定されましたが、保育所等の公定価格については令和7年4月からの見直しは実施せず、引き続き見直し方法について丁寧に議論を進めていくとされた一方、児童入所施設措置費等及び保護施設事務費等については多くの対象施設が人材確保に苦慮しており、処遇改善が求められている状況であったにもかかわらず、事前に自治体との調整が行われることなく通知・事務連絡により令和7年4月から国家公務員の地域手当に準拠して見直しすることとされました。この見直しで引下げとなった自治体においては対象施設の人材確保に更に大きな支障が生じるおそれがあり、施設入所者に対する支援の質の低下にもつながりかねない状況です。
また、対象となる施設関係者はもとより、他の社会福祉分野の関係者からも多くの不安の声が上がっているとともに、保育士・幼稚園教諭、児童入所施設職員や介護従事者・障害福祉サービス従事者等の福祉人材については、年間の給与額が全職種平均と比較して低い状況にあります。
よって、国においては、今後の地方における福祉人材確保の取組に支障が生じないよう、以下の措置を講じるよう強く要望いたします。

1.令和7年4月からの地域区分の変更により、児童入所施設措置費等及び保護施設事務費等が引き下げられた自治体に対して、見直し前の水準に戻すために必要な財政措置を講じること。

2.今回の見直しの対象とならなかった保育所等の公定価格や介護・障害福祉サービスの報酬等の地域区分について、国家公務員の地域手当に準拠することなく、今後の賃金水準や国における処遇改善の取組を踏まえた適切な水準となるよう、必要な財政措置を講じること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和7年12月11日

北海道余市郡余市町議会議長 藤 野 博 三

【提出先】内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣

辞職勧告決議

余市町議会では、議員がソーシャルメディアを利用した情報発信を行う場合には、令和7年6月24日に策定した「余市町議会議員ソーシャルメディア運用ガイドライン」を遵守し、ユーチューブをはじめとするソーシャルメディアの利用をしなければならないこととしている。

本ガイドラインの基本原則には、「議員としての自覚と責任を持ち、良識ある情報内容とすること。」、「基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権等に十分留意すること。」、「発信する情報は正確を期するとともに、誤解を招くことのないよう努めること。」、「発信した情報により他者を傷つけた場合や誤解を生じさせた場合には、誠実に対応するとともに、正しく理解されるよう努めること。」などを定め、発信すべきでない情報には、「不敬な言い方を含む情報」、「事実と異なる情報や自らの憶測を含む情報」、「違法行為または違法行為を煽る情報」、「その他公序良俗に反する一切の情報」などを定めているが、ジャストミートあたる議員のソーシャルメディアによる情報発信では本ガイドラインが守られていないと考える。

また、本町議会会議規則第101条においても、「議員は、議会の品位を重んじなければならない。」と規定され、余市町政治倫理条例第4条では、町長等及び議員は、「町民全体の奉仕者として、常に人格と倫理の向上に努め、品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと。」と規定されている。

ジャストミートあたる議員には、令和6年第3回定例会において、会議や自身が行う動画配信において、不適切発言を繰り返すなど「議員としての品位の保持及び秩序維持」に努めておらず、議員としての職責、責任の重さなどを認識していないとして問責決議がなされ、その責任を厳しく問われたにもかかわらず、現在もソーシャルメディアでの同僚議員などへの侮辱をはじめ、相手方の立場になると不快となるような発言が繰り返されている。

また、不敬な言動をはじめ、自らの憶測、そして差別的な表現を含むジャストミートあたる議員の発言に関する苦情が町内外から多く寄せられており、議員としての品位を欠いているものと考える。

ソーシャルメディアは、今日では非常に有効な情報発信手段の一つであるが、その利用に当たっては、良識ある情報発信と他者への配慮が十分になされなければならない。

しかし、現在もジャストミートあたる議員が発信するソーシャルメディアにおいては、相手方への配慮が見られず自分の主張を繰り返し、名誉棄損にまで及びかねない発言を繰り返すなど、相手方に不快な思いをさせる内容が多く見受けられる。

議員は、公人として他者に不快な感情を与える行為とならないよう、わきまえた行動をしていかなければならないものと考える。

以上のことから、ジャストミートあたる議員は、本町議会会議規則をはじめ、余市町政治倫理条例、余市町議会議員ソーシャルメディア運用ガイドラインに抵触するものと考えられ、議員としての資質がないことが認められる。

よって、道義的、社会的な責任を感じ、自らの意思によって直ちに議員の職を辞するよう勧告するものである。

令和7年12月11日

余市郡余市町議会