赤十字救急法基礎講習に参加しました。

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“赤十字救急法基礎講習”

11月5日(火) 沢町福祉センターで、余市町日赤奉仕団の “赤十字救急法基礎講習” が開催され、参加しました。

余市町日赤奉仕団員27名と一般参加者1名の計28名の参加でした。

午前中は講師の先生による「赤十字救急法」について、基本的な知識の講習を受けました。

昼食をはさみ、午後からは一次救命処置の実習訓練となりました。

午後4時に終了の予定でしたが、お昼の時間を繰り上げて再開したので、3時半くらいで終了となりました。

このキットを使って、何回も繰り返し訓練します。

いつそういった場面に遭遇しても、躊躇なく行動できるよう、体で覚えるような感じです。

何度も心肺蘇生法を繰り返すうちに、汗だくになりました。

この手順は日本全国どこでも同じ訓練を実施していて、緊急時に初めて顔を合わせた相手でも、連携をとって人命救助にあたれるようにプログラムされています。

今回の講習に町議では、私の他に尾森議員、大物議員、寺田議員が参加しました。

講習内容

突然の事故や病気で倒れた人に、その場に居合わせた人が迅速で適切な応急手当を行うことが、命を守るうえでどれほど重要か――

しかし、いざとなるとすぐさま行動するのは難しいものです。

その知識と技術を身につけられるように、日本赤十字社は「赤十字救急法」の講習を提供しています。

この講習は、緊急時に誰もが役立てられるように工夫されており、応急手当の基本から具体的な救命処置までを学べる内容です。


赤十字救急法とは?

赤十字救急法は、人が突然倒れたときや事故が起きたときに、命と健康を守るための知識と技術を提供するものです。

その背景には、赤十字が掲げる「人命を守る」という使命があります。

救急法が必要な理由

救急車が到着するまでの時間と救命率には密接な関係があります。

特に心臓が停止した場合、約4分で脳に障害が発生し、8分経過すると社会復帰が難しくなるため、迅速な対応が重要です。

心臓が停止した後の経過時間ごとの影響

時間経過(分)影響
約4分脳に障害が現れ始める
約8分社会復帰が困難になる

ポイント:応急手当を1分1秒でも早く始めることで、救命率が高まることがわかります。


赤十字救急法で学べる内容

赤十字救急法では、以下の2つのスキルを中心に学びます。

1. 一次救命処置(BLS)

一次救命処置(BLS:Basic Life Support)とは、心肺蘇生法(CPR)やAED(自動体外式除細動器)を用いた応急処置です。

一次救命処置の流れ

2. 応急手当

怪我や急病の際にその場で行う応急処置です。
例えば、止血や包帯の巻き方、骨折した部位の固定、搬送方法などが含まれます。

手当の代表例

応急手当目的
止血出血を止める
包帯傷口の保護
固定骨折部分を安定させる
搬送安全に運ぶ

講習会を通じて学ぶ赤十字救急法

日本赤十字社は、全国で救急法講習会を開催しています。

講習を修了すると修了証が発行されるため、確かな知識とスキルが身に付きます。

講習会の流れ

  1. 講義:救急法の基本知識を学びます。
  2. 実技訓練:応急手当や一次救命処置の実技を習得します。
  3. 確認テスト:学んだ内容を確認します。
  4. 修了証交付:講習修了の証として修了証が発行されます。

新型コロナウイルス感染症流行下での一時救命処置

感染症対策が求められる状況下では、通常の救命処置に加えて、感染対策も考慮する必要があります。

特に感染リスクを最小限にするため、以下のような配慮が推奨されています。

  • マスク着用:自分と傷病者の双方がマスクを着用します。
  • 口元の保護:人工呼吸を行う際はタオルなどで傷病者の口元を覆います。

まとめ

今回、日本赤十字社の「赤十字救急法」講習に参加して、緊急時に人命や健康を守るための大切な基礎知識と技術を学びました。

事故や急病の場面に出会ったとき、どう対応すればよいのかを繰り返し訓練したことで、もしもの時に少しでも力になれる自信がつきました。