10月18日(水) 民生教育常任委員会が開かれ、町営斎場建替事業の地質調査の結果が報告されました。
都市公園予定地の町有地内5カ所をボーリングした結果、4カ所から廃棄物が確認されたとのことです。
調査結果を受けて都市公園予定地で建設をする場合の対策費を概算したところ、多額の費用を要することが明らかとなりました。
町としては現計画地である梅川町と都市公園予定地の2つを比較検討し、結果を町民に説明した中で判断をしていくとのことです。
◉ 都市公園予定地 問題点と対策及び費用
◎ 問題点
・調査の結果、想定していなかった廃棄物が埋まっていたため、建設するには廃棄物処理法に基づいた処理が必要。
・建設するには、廃棄物が確認されたことで、土壌汚染対策法に基づく調査を実施することになる。
・建設することは可能であるが、廃棄物の上で故人を見送るという心情的な懸念。
◎ 対策及び費用
・廃棄物処理法に基づき町有地内の廃棄物を処理する場合、経費が新たにかかる。
・環境調査により有害物質が確認された場合には土壌汚染対策法に基づく措置が必要なため、調査費や有害物質の処理に多額の費用負担を要すると想定される。
◉ 現計画地(梅川町) 問題点と対策及び費用
◎ 問題点
・進入路が急勾配であるため、現計画地での建設を見直した経過がある。
・地すべり対策により現状法面の安全性は確保されたものの、建設するには敷地面積を広くするための法面の工事が更に必要となり、新たな地すべりの危険性が伴う。
・火葬中の工事中断や建築時の資材スペースがないなど作業効率が悪くなる。
◎ 対策及び費用
・侵入経路は現在の進入路の距離を長くするなど改良することで、勾配を暖和することが可能であるが、進入路の対策に係る経費が新たにかかる。
・地すべりの危険性を回避するため敷地面積を広げずに現状の敷地面積で建築するには、2階建ての建物も想定される。