期日前投票も便利に!7月20日は選挙に行こう!

選挙

令和7年7月20日投開票の第27回参議院議員通常選挙(2025年参院選)が公示され、17日間の選挙戦がスタートしました。


暮らしを守る一票だからこそ!

選挙は、私たちの毎日を形づくる重要な舞台です。

法律や予算、社会保障やエネルギー政策など、国会で決まる事柄は暮らしの隅々に影響します。

投票する一票は単なる「紙切れ」ではなく、政治に参加する権利であり、未来へ声を届ける手法です。
忙しい毎日だからこそ、自分の暮らしを守るために、ぜひ投票所へ足を運びましょう。


今年の参議院選挙の基本情報

令和7年7月20日(日)、午前7時から午後7時まで投票が行われます。

昨年より開始時間と終了時間が1時間短くなったのでご注意を!

余市町での投票資格は、当日満18歳以上かつ令和7年4月2日以前に余市町に転入届出を済ませた方です。

事前にお手元に届く投票所入場券には投票場所と時間が書かれていますので、必ず確認のうえお持ちください。
(紛失・未着でも投票できますから、係員にお声がけを!)


期日前投票がさらに便利に!

「投票日当日はどうしても都合がつかない…」そんな方も多いはず。

今回の選挙から、余市町では期日前投票の場所が2か所に拡大されました。

ひとつは余市町役場1階ロビー(7月4日~19日/8:30~20:00)、もうひとつはイオン余市店2階催事場(7月15日~19日/9:00~20:00)です。

余市町役場 1階ロビー

  • 期間:7月4日(金)~19日(土)
  • 時間:8:30~20:00

イオン余市店 2階催事場

  • 期間:7月15日(火)~19日(土)
  • 時間:9:00~20:00

どちらも投票所前にある「期日前投票宣誓書兼請求書」の記入が必要ですので、事前にPDFを印刷して記入しておけば受付がスムーズです。
仕事帰りや買い物ついでに、ぜひご利用ください!


見極めがむずかしい政党の海

今回の選挙選は、自民・立憲・維新・公明・共産・国民民主──主要政党だけでもこれだけの選択肢があります。

そこに新興のグループや地域政党が加わると、「政党が多すぎて何を基準に選べばいいかわからない」という声も聞かれます。

まずは「自分がいま最も困っていること」「家族のこれから」を基準にしてみましょう。

たとえば、家計を圧迫する物価高対策が気になるなら、各党の給付金や減税スケジュールを見比べてみる。

子育てや教育支援に関心があるなら、児童手当の拡充や大学無償化の範囲をチェック。

ひとつずつ重点を絞ると、政党選びの道しるべが見えてくると思います。


物価高対策――暮らしを支える処方箋は?

最大の争点である物価高対策は、与野党がそれぞれ異なるアプローチを掲げています。

与党(自民・公明)はまず迅速な給付を重視し、全世代一律に2万円を給付、子どもや低所得者に追加支給することで家計の“即効薬”と掲げています。

対して立憲民主は食料品の消費税を1~2年間ゼロに引き下げる大胆減税案を中心に据え、ガソリン税の暫定税率廃止でドライバーを支援すると宣言。

日本維新の会や国民民主も社会保険料や消費税の時限的引き下げを訴え、共産党は消費税緊急減税と最低賃金引き上げで暮らしを根本から底上げすると主張しています。

短期的な給付と長期的な減税、賃金アップのバランスをどう取るかが、有権者の判断ポイントです。

主要6政党の物価高対策 比較表 (主なもの)

政党・会派現金給付消費税・ガソリン税社会保険料・賃金年金・社会保障その他の支援策
自民党(与党)・全世代一律2万円給付
・子ども(18歳以下)&住民税非課税世帯は追加2万円(計4万円)
・消費税減税は慎重(社会保障財源を優先)・公定価格見直し/政府調達改革で物価以上の賃上げを実現
・年末調整で所得税2~4万円減税
公明党(与党)・18歳以下&非課税世帯に1人4万円給付
・それ以外に2万円給付
・与党で減税と給付を両立・物価上昇を上回る賃上げ実現
・最低賃金1,500円の早期達成
・賃金アップと年金増をセットで推進・奨学金返済負担軽減策拡充
立憲民主党(野党第1党)・「食卓応援給付金」1人2万円(半年分の消費税相当)・食料品消費税を原則1年0%(最大2年)
・ガソリン税暫定税率廃止で40ℓあたり約1,000円負担減
・給付付き税額控除(不足分は現金給付)導入
日本維新の会(野党)・食料品消費税2年間限定0%・医療費適正化等で国支出を年4兆円超削減
・現役世代1人年間6万円の社会保険料負担減
・高すぎる社会保険料の引き下げを強調
共産党(野党)・緊急に消費税率5%減税(将来的廃止を目指す)
・インボイス制度廃止
・最低賃金1,500円(将来1,700円)へ即時引上げ
・中小企業への社会保険料減免・賃上げ補助
・マクロ経済スライド撤廃/物価上昇に応じた年金引上げ
・最低保障年金創設
・富裕層・大企業優遇の是正で財源確保
国民民主党(野党)・消費税一律5%減税(賃金プラス継続まで)
・インボイス制度廃止
・ガソリン税暫定税率・重複課税廃止
・基礎控除大幅引上げ/扶養控除の復活
・子育て支援加算の撤廃
・「手取りを増やす夏」をスローガンに可処分所得アップ重視

判断のポイント

  1. 即効性 vs. 持続性
    • 給付中心(自民・公明)は短期的な手取り改善に強み。
    • 減税・賃上げ中心(立憲・共産・国民民主など)は長期的な家計底上げを目指す。
  2. ライフステージに合わせる
    • 子育て世代:奨学金・児童手当・教育無償化などの充実度を比較。
    • 高齢世代:年金給付水準や医療・介護対応を確認。
  3. エネルギー・環境・安全保障も視野に
    • 電気料金や気候変動、国の安全保障政策など、暮らしの安定に直結する要素にも注目を。

他にも注目したい争点

社会保障と賃金アップ

少子高齢化が進むなか、年金や医療、介護制度の持続可能性が問われます。

与党は「賃金アップで将来の年金財源を確保」という戦略を掲げ、野党は給付水準の底上げや全国一律最低賃金の引き上げを強く求めています。

生活に直結する議論だけに、自分や家族の将来設計と照らし合わせて見極めましょう。

エネルギー・環境政策

原子力発電の再稼働を前提にする与党と、再生可能エネルギー100%実現を目指す脱原発派の野党。

暮らしのコストと地球の未来、その両立をどう図るかが試されます。


今選挙の3つの意義!

第一に、7月に発足した新政権の**“中間決算”です。
参院選で与党が過半数を維持できるか否かは、今後の法案成立や政策運営の安定度を大きく左右します。

第二に、暮らしに直結する物価高対策の本気度を問う選挙であること。
現金給付と減税・賃金アップのどちらを優先するか、その選択が家計の未来を左右します。

第三に、エネルギー・安全保障政策の大きな転換点**となる可能性があること。
原発再稼働や再エネ推進、外交・防衛予算の拡充など、私たちの安心と国の進むべき道がかかっています。


未来への羅針盤はあなたの一票!

政党や公約が多岐にわたるなか、「何を基準に選べばいいか分からない」と感じるのは当然のことです。

でも、まずは自分が本当に大切にしたいテーマをひとつ決め、その分野で各党の公約を比較してみてください。

選挙公報や政見放送、政党ホームページをチェックすることで、見える景色が変わると思います。

期日前投票会場も、皆さんが普段買い物へ行くことが多い「イオン余市店 2階」に設置されています。
ご都合に合わせて、確実に一票を投じましょう。

7月20日は、「選挙に行こう!」