10月3日(木)、後志町村女性議員協議会(以下協議会とします)の研修会を余市町で開催しました。
後志町村女性議員協議会とは
後志管内の町村女性議員の超党派で組織される団体です。
小樽市を除く、後志管内の13町6村の全女性議員で構成されています。

超党派とは…
「超党派」というのは、普段は違う政党(グループ)にいる議員たちが、党の違いを超えて協力し合うことを意味します。
普段は政策や考え方が違う政党でも、特定の問題や目標に向かって取り組むときは、超党派で協力していくことがあるんです。
こうすることで、問題解決のための力を集めたりすることができます。
この会は、倶知安町の前町議だった荒野洋子さん他、数名が立ち上げました。
「女性の政治参画が必要だ!」と言われて久しいですが、本当に少ないのが現状です。
後志管内の女性の町村議員は、現在20名です。
そのうち5名が余市町で、倶知安町・岩内町・仁木町が各2名です。
19町村のうち、現在女性の議員がいる町村数は13となっています。
そして、いざ議員となっても、男性とは違った悩みや問題に直面します。
男女平等が叫ばれる中でも、家庭内での家事や育児、介護の負担は、まだまだ女性が担う割合が大きいです。
両立が出来ずに辞めてしまう、ということも昔は多かったようです。
そんな時に、政党の垣根をこえて「手を繋ごう。強力しよう。」そして「女性の政治参画を広げていこう!」という目的から結成されたと聞いています。
今回の研修会は…
協議会では年1回、各町村持ち回りで研修会を行なっています。
研修の内容については、担当町村に任せることとなっています。
今回は余市町が担当となりました。
研修内容は、第一部として、町立中学校の校長先生から、今の学校現場での取り組みや課題などのお話をして頂きました。
第二部として、余市水産博物館の補助金を活用した取り組みを、部長からお話しして頂きました。
・学校統廃合に向けた校長会の取り組みに付いて
- 余市町総合計画と学校教育
- 学校に求められる姿や取り組み
- 新たな「余市町教育研究会」の始動
- 統合も見据え、前倒しできる取り組みの具体例
- 「余市町らしい」学校づくりを
・余市水産博物館
- 余市の歴史
- アイヌ政策推進交付金を使った事業展開







水産博物館1階には、ちょっとした休憩コーナーが設けられており、好きな飲み物を飲むことができました。
お代は “お気持ちで” ということで、お金を入れる箱が置いてありました。


お昼は円山公園でお弁当
研修を終えて、円山公園に移動して昼食をとりました。
地域おこし協力隊が交流施設のサポートをしながら、福祉雇用の促進もしている施設です。
中には「えぞうしカフェ」というサンドイッチやパンケーキを提供しているカフェも入っています。
小規模の会議室もあります。
この会議室、今まで使ったことが無かったのですが、小さな会議にはとても良いと思いました。
大きなモニターもあるし、何せクーラーがついている。
( ゚д゚)
町の施設でクーラーが付いているところがあることを知りませんでした。



まとめ
この女性議員協議会は、政党などを含めて皆違うのですが、なぜかまとまりが良いです。
毎回、ほぼ全員参加します。
回を重ねるごとに繋がりも強くなっているように思います。
今回の研修は、地元の私たちが聞いても、とても勉強になりました。
講演を頂いた校長先生のお話がとても面白く、また後志管内の様々な学校に着任していた経歴から、どの町村の事情にも詳しいので、質問があっても答えがその町村にあったものとなっていて的確でした。
学校現場の取り組みが頭に入っていての質問とそうでない場合では、大きな差が出るのだと思います。
また、水産博物館も非常に面白く、教育部長の説明もとても興味をひくお話しで、時間が足りないくらいでした。
部長が「土器じいのスタンプを作った」と言っていたので、早速購入して使ってます。
余市の人しかわからないキャラクターがまた良いですね。
とてもかわいい。


お世話になった校長先生、教育委員会に、改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。