保健推進委員会 : 活動まとめ

地域の話題

保健推進委員会の活動をしばらく記事にしていなかったので、まとめて書きます。

取材に伺った区会の皆さまにも、「記事にします」と言ったのに、「ぜんぜん書かないじゃん」と怒られそうです。

少し遅くなりましたが、“私”“各区会の保健推進委員の皆さま”“保健推進委員会”の『活動報告』をまとめます。

10月5日(土)「健康講演会」開催 …共催 : 余市町・保健推進委員会 

10月5日(土)、余市町と保健推進委員会の共催で健康講演会を開催しました。

私は機関紙部会(なぜか委員長です)なので、これまで広報誌やポスター作成などに関わっていました。

当日は次の機関紙発行(12月の町広報に折込予定)に向けて、会場のあちこちを写真撮影です。

今回の講演は、北海道大学・整形外科医の小野寺智洋先生による「下肢の最新治療とセルフケア」北海道大学・リハビリテーション科・理学療法士の大須賀聡先生による「元気に歩き続けるためのエクササイズとセルフケア」の二部だてとなっていました。

保健推進委員会・会長 “挨拶”
講師の先生
会場の様子
会場の様子
健康チェック
健康チェック
保健推進委員会・副会長 “参加者の皆さんへお礼の挨拶

今回の講師は、昨年の講演でご好評をいただいた北海道大学病院・整形外科医の小野寺先生と、リハビリテーション部の大須賀先生です。

昨年は、会場から多くの質問が寄せられ、講演時間が足りなくなるほどの反響がありました。

また、保健推進委員の間で「今年の講演内容をどうするか」というアンケートを行ったところ、「昨年の小野寺先生の話をもう一度聞きたい」という意見が圧倒的に多かったため、今年も再び同じ先生にお願いすることとなりました。

昨年の講演を聞いた方々の中には、“先生の治療を受けたい”と実際に病院を訪れる方もいたほどです。

小野寺先生「下肢の最新治療とセルフケア」 内容要約

下肢( 股関節から足先まで)の痛みや不調を抱える方々にとって、医療的な治療と日常生活におけるセルフケアの両立はとても大切なことです。

下肢の最新治療法

医療技術の進歩

近年、医療分野では急速に技術が進化しており、下肢の治療にも様々な新しい方法が取り入れられています。

以下に、最新の治療法について紹介します。

  • 外科的治療と物理療法
    従来の手術による治療に加えて、電気刺激や超音波を用いた治療法などが導入され、効果的な回復が期待されています。
  • 内科的治療とリハビリテーション
    外科的治療だけでなく、薬物療法やリハビリテーションも重要視されており、患者の症状や生活習慣に応じたカスタマイズされた治療計画が立てられています。
治療の最新トピック

筋力強化と柔軟性向上を目的とした運動療法や、血流改善に効果的なマッサージが推奨されています。

具体的には、以下のような点が注目されています。

  • 筋力と柔軟性の向上
    特定の運動療法が取り入れられ、筋肉を強化しながら柔軟性を保つことができます。
  • 血流改善のためのマッサージ
    足のむくみや疲れを軽減するためのリンパマッサージが効果的で、日々のセルフケアに取り入れやすいものとして推奨されています。

セルフケアの重要性

下肢の健康を維持するためには、セルフケアが欠かせません。

セルフケアは、治療後の回復を早めるだけでなく、症状の再発を予防する役割も果たします。

推奨されるセルフケア方法

毎日の生活の中で無理なく行えるセルフケアのポイント。

  • ストレッチとエクササイズ
    足や膝の関節を守り、日々のストレッチやエクササイズで柔軟性を高めることが推奨されます。
    これにより、足の負担が軽減され、疲労も溜まりにくくなります。
  • 姿勢改善
    正しい姿勢を保つことは足の健康に直結します。
    座る姿勢や歩く際の姿勢を意識し、負担を最小限に抑えることが大切です。
  • 血流改善のための運動
    ウォーキングや軽い運動は、血流を促進し、筋力を維持する上で役立ちます。

生活習慣の見直しとセルフケア

生活習慣の見直しも、下肢の健康には重要な要素です。

バランスの取れた食事や規則的な運動習慣を取り入れることで、足の健康を長期的に維持することが可能です。

  • 栄養管理
    カルシウムやビタミンDなど、骨や筋肉に必要な栄養素を意識的に摂取することで、下肢の負担を軽減できます。
  • 適度な運動習慣
    ウォーキングや軽いストレッチを日常生活に取り入れることで、筋力の維持と柔軟性の向上に寄与します。

まとめ

足の健康を守るためには、最新の医療技術とセルフケアの両方が重要です。

医師の診察を受けて適切な治療を行うことも大切ですが、日常生活の中でセルフケアを意識して取り組むことが、長期的な健康維持には欠かせません。

日々のちょっとしたケアが、いつまでも快適に歩ける健康な足を保つカギとなります。

健康な足を目指し、毎日の生活に少しずつセルフケアを取り入れてみてください。

大須賀先生「元気に歩き続けるためのエクササイズとセルフケア」 内容要約

リハビリは、治療後の回復を促進し、日常生活における機能回復を目指す重要な取り組みです。

大須賀先生のリハビリ方法は、個々の患者の状態に合わせた個別対応の計画や、血流改善、栄養管理の推奨などとなっていました。

リハビリの目的と重要性

リハビリテーションは、単なる身体機能の回復にとどまらず、患者の生活の質の向上を目指した包括的なアプローチです。

筋力の強化と柔軟性の改善を図り、痛みや不自由を感じることなく日常生活を営むことができるように支援します。

  • 筋力向上
    筋肉の維持と強化は、関節の安定性を保ち、痛みを軽減するために不可欠です。
  • 柔軟性の改善
    関節の可動域を広げ、全身の動作をスムーズにするために重要です。

リハビリは、患者の健康状態や生活環境に応じて適切に計画されることで、身体への負担を減らしながら無理なく進めることができます。

個別対応のリハビリ計画

リハビリは、患者一人ひとりの年齢、生活環境、症状の進行度に応じて計画されます。

オーダーメイドのリハビリ計画により、個々のニーズに合わせた適切な運動やストレッチが実施されます。

  • 段階的な筋力強化
    最初は負担の少ない動作から始め、徐々に強度を増していきます。
    これにより、リハビリによる身体への負担が最小限に抑えられます。
  • 柔軟性の向上を目指した運動
    特に下肢の柔軟性を保つためのストレッチや姿勢改善が行われます。

こうした個別計画により、患者が無理のないように回復へ向かえます。


血流改善と栄養管理

リハビリの効果をより高めるため、血流改善や栄養管理も重視されています。

  • 血流改善のためのマッサージや運動
    適度なマッサージやウォーキングなどの軽い運動は、血流を促進し、回復を助けるための重要な要素とされています。
  • 栄養管理の重要性
    カルシウムやビタミンDなど、骨や筋肉の健康に必要な栄養素の適切な摂取が推奨されています。
    栄養管理は、筋力維持や回復力向上に直接影響を与えるため、リハビリテーションの一環としての役割を果たします。

まとめ

私たちが日常生活を快適に過ごし、歳を重ねても自分の足で歩き続けるためには、自分の身体のことや症状をよく知り、無理のない範囲で筋肉トレーニングやストレッチを続けていくことが大切です。

無理のない範囲で、毎日の生活にエクササイズとセルフケアを取り入れ、元気に歩き続けましょう。

元気に歩き続けるためのエクササイズとセルフケア “ポイント”

身体活動量 を維持 することが大事

♥座位行動時間は できるだけ短く!
♥歩行は速歩の方がトレーニング効果を得られやすいかも!

トレーニング、ストレッチにとりくもう

♥痛みの生じない範囲で!トレーニング、ストレッチにとりくもう

10月8日(火) 大川6区会 健康学習会

10月8日(火) 大川6区会の健康学習会が公民館で開催され、取材してきました。

今回の学習会は、余市町の保健師による講義と、楽しみながら体を動かす運動プログラムの二部構成となっていました。

第一部 「高血圧と腎臓病について」講義

まず最初に、余市町保健師さんによる「高血圧と腎臓病について」の講義がありました。

余市町内は、高血圧の方がとても多いそうです。

そして、その中でも薬を服用している人の割合が、国や道と比べて圧倒的に多いそうです。

高血圧が体に与える影響として、脳血管や心臓、腎臓などの臓器が挙げられ、今回は特に腎臓への影響について詳しく説明がされました。

第二部 運動プログラム

第二部として、NPO法人「よいスポ」の今川さんによる運動プログラムが行われました。

まずは家庭でできる体操からスタートです。

足を高く上げることを意識して歩く、10分間のウォーミングアップで体をほぐしました。

その後、「ボッチャ」と「モルック」を、チームに分かれて楽しみました。

ボッチャは白い目標球に自分のボールをできるだけ近づけることを競うスポーツです。

相手のボールを邪魔したり、戦略を使って目標球に近づけたりする頭脳戦で、障害の有無に関わらず誰でも楽しめるシンプルな競技です。

モルックは、12本のピンをモルック(投げ棒)で倒し、得点を競うシンプルなゲームです。

ピンを1本だけ倒すとそのピンに書かれている数字が得点に、2本以上倒すと倒した本数が得点になります。

目標は50点ちょうどで、簡単なルールながら誰でも楽しめるスポーツです。

私を含めた取材陣(2名ですが)も、一緒に参加させてもらいました。

両方とも、単純なゲームなのですが、なかなか奥が深い。

笑い声や歓声が上がって、みんなが楽しく体を動かすことができました。

健康管理の重要性を再確認しながら、リラックスしてボッチャとモルックを楽しむという、とても良い学習会でした。

大川6区会の皆さま、ありがとうございました。

10月25日(金) 朝日・入舟1・入舟2、区会合同 健康学習会

10月25日(金) 朝日区会、入舟1区会、入舟2区会の合同の健康学習会が開催され、取材してきました。

今回は「健康で楽しい食生活」と題して、余市町の保健師さんの講義を聞き、みんなで学習しました。

食品は、「たくさん食べる」よりも「まんべんなく食べる」ことを心がけることが大切だということでした。

Screenshot

少し前までは「まごはやさしい」という言葉が、バランスの取れた食事の合言葉だったようですが、今はそこに、“た・ち” が加わって「まごたちはやさしい」が、合言葉として使われるようです。

私は白いご飯が好きなのですが、1日にこれくらいがちょうど適量と説明されたものが、とても少ない量だったので、驚きました。

その分、米以外の食材は、「こんなに食べなくてはいけないのか…」とびっくりしました。

私の場合、ご飯を減らして、他の食材をたくさん食べないとダメです。

参加した皆さんは、熱心に耳を傾け、質問も色々と出ていました。

改めて、食の大切さを確認できた良い機会となりました。

朝日区会、入舟1区会、入舟2区会の皆さま、ありがとうございました。

保健推進委員会 機関紙

今回の3つの事業を整理して、保健推進委員会の機関紙を12月の町広報へ折り込みます。

機関紙部会は、保健推進委員会の中から編成されて、任期の期間中あちこちの区会へおじゃまをして取材し、皆さんの色々な取り組みを紹介しています。

今期は私のほか4名、計5名で活動しています。

あちこちお伺いすると思いますが、よろしくお願いします。