“保健推進委員会・機関紙部会” 山田区会・取材

地域の話題

7月9日(火) 山田町保健推進委員会と熟成会、山田区会の合同による「第1回 お楽しみ会」へ、保健推進委員会の機関紙部会として取材に行って来ました。

今回は、上富良野町に在住の岡崎智子先生を講師にお招きし、講演を頂きました。

岡崎智子先生は、元上富良野町で保健師として、38年間にわたり、地域住民の健康増進に努められました。
現在は、その経験を活かし、全道で “健康づくり” に関する講演を続けており、道内でも引っ張りだこの人気の先生です。

今回の講演は「健康のあれこれ」及び「のどの老化防止のためののど年齢チェック」と題して、お話しいただきました。

「健康のあれこれ」では、山田区会の平均寿命や死亡要因、疾病の傾向などの資料からお話しいただき、生活習慣についてや血管のお話し、特定健診を受診することの大切さなどをお話しいただきました。

「のどの老化防止のためののど年齢チェック」では、「食事の時や熱いものを飲んだとき、飲み込みづらいと感じたり、むせることはないですか? 」というところから始まって、のど年齢チェックと喉を鍛える簡単な体操を教えていただきました。

のど年齢チェック

のどを鍛える簡単な体操

今回、講演を聞いて、とても勉強になったのは、進行の仕方でした。

岡崎先生は、参加者を少人数のグループごとに分けて、各グループで話し合いをしながら進めて行くという講演の仕方でした。

これが絶妙で、「では、各グループで話し合って下さい。」なんては、言わない! のです。

自然に、「ああ、そうそう。私もこういう事がある。」とか、「こないださぁ…」なんて、会場で話す人がいると、間を開けて、ディスカッションをさせるのです。

会場の様子を見て、ちょうど良いタイミングで、次の話へ持っていくのです。

余市町の学校でも、授業に取り入れ始めている「アクティブラーニング」なのです。

アクティブラーニングとは

これまで多かった、一方的な講義ではなく、自主的に考え、学習する方法。
グループディスカッション、ディベート、グループワークなど。

お話の内容としては、余市町でも取り組んでいるものです。

しかし、岡崎先生の講演を聞いた人は、その内容の理解度、浸透率がぜんぜん違うのだと思います。

上富良野町は特定健診の受診率が70%を超えており、全道4位。
一方、余市町は、26%位です。

「この差は、こういうところなのか?」 と、少し感じてしまいました。
岡崎先生の講演が、全道で引っ張りだこだという理由も、納得です。

講演終了後には、講師も交えた懇親会が開催されました。

私たち取材陣の分のお菓子や飲み物まで用意して頂き、懇親会も参加させてもらいました。

熟成会の会長が、参加者みんなに食べさせようと、朝からご自身の畑のさくらんぼを摘んで持ってきてくださり、何とお土産として、もらってきてしまいました。(^^)

熟成会・会長
取材でお邪魔したのに、一番前の席で、来賓のような扱いをして頂いた、保健推進委員会・機関紙部会です。

とても良い、健康学習会でした。

山田区会の皆さま、ありがとうございました。