令和6年第4回定例会が終わりました。

議会

令和6年第4回定例会が、12月10日(火)〜12日(木)まで開催されました。

今回の定例会の主だった内容をまとめます。

議案

  • 認定第1号
    令和6年度余市町議会第3回定例会付託
    (令和5年度余市町水道事業会計決算認定について)
    (令和5年度余市町水道事業会計決算特別委員会審査結果報告)
  • 認定第1号
    令和5年度余市町一般会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第2号
    令和5年度余市町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第3号
    令和5年度余市町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
  • 認定第4号
    令和5年度余市町水道事業会計決算認定について
  • 認定第5号
    令和5年度余市町下水道事業会計決算認定について
  • 議案第1号
    令和6年度余市町一般会計補正予算(第7号)
  • 議案第2号
    令和6年度余市町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
  • 議案第3号
    令和6年度余市町水道事業会計補正予算(第1号)
  • 議案第4号
    令和6年度余市町下水道事業会計補正予算(第2号)
  • 一般質問
  • 議案第5号
    余市町旧水泳プール条例を廃止する条例
  • 議案第6号
    余市町水産加工研修センター設置条例を廃止する条例案
  • 議案第7号
    余市町勤労青少年ホーム条例を廃止する条例案
  • 議案第8号
    北後志広域連合規約の一部を変更する規約について
  • 議案第9号
    指定管理者の指定について
  • 議案第10号
    指定管理者の指定について
  • 議案第11号
    指定管理者の指定について
  • 行政報告
  • 議案第12号
    調停の成立について
  • 諮問第1号〜諮問第4号
    人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
  • 閉会中の継続審査調査申出について

令和6年度 一般会計補正予算(第7号) 概要

歳出

  • 障害福祉サービス費等給付費
    99,980,000円
  • 教育・保育給付費負担金(利用児童数の増加)
    8,939,000円
  • 児童手当(国の制度改正)
    15,500,000円
  • 保育所等プライバシー保護設備導入支援補助金
    150,000円
  • 子育て応援助成金(対象児童数の増加)
    900,000円
  • 余市協会病院救急医療体制維持補助金
    187,59,000円
  • 農業次世代人材投資資金交付金(交付対象者の追加)
    1,111,000円
  • 果樹加工施設整備事業補助金(農協)
    17,000,000円
  • 余市町中小企業振興事業補助金
    6,294,000円
  • 住宅取得等支援補助金(申請件数の増加)
    1,956,000円
  • 北後志消防組合負担金(防火衣更新)
    18,318,000円

一般質問

一般質問は10名による18件です。

発言順位は質問を提出した順番となっています。

順位質問議員質問事項
1尾森加奈恵 1. 防災への取り組みについて
2. 産後ケア事業について
2土屋美奈子   1. 自治体DXにおける生成AI活用の可能性について 
3伊藤正明1. 廃棄物処理業者に対する対応について
2. 水道事業経営の将来展望について
4大物翔1. 不必要となった学用品の利活用に向けた仕組みづくりについて 
5山本正行1. 余市町の有害鳥獣(ヒグマ)対策について
6寺田進1. 町道の安全対策について
7ジャストミートあたる1. 余市大好きフェスティバルの運営について
2. 余市町役場、庁舎内の喫煙について
3. 本町のペロブスカイト太陽光発電へのこれからの取り組みについて
4. 円山公園サテライトオフィスのこれからについて
8白川栄美子1. 5歳児健診の導入について
2. 墓地行政と合葬墓設置の考え方について
9内海冨美子1. 時代の変化に伴う教育環境の整備について
2. 高齢者に対する施策について
10川内谷幸恵1. 帯状疱疹ワクチンについて
2. 町立保育所の待機児童と人材確保について

私の一般質問についての質疑の内容は、正式な議事録が出来上がってからわかりやすくまとめます。

ここでは通告した質問内容だけ、載せておきます。

自治体DXの推進にあたり、生成AI(Generative AI)の活用は、業務効率化や住民サービス向上の可能性を切り拓くものとして注目されています。生成AIは、文書作成の自動化、データ分析の効率化、住民からの問い合わせ対応の迅速化など、多岐にわたる行政業務で活用が期待される一方、現時点ではどの自治体においてもなかなか進んでいない状況です。本町においても導入実績はない状況ですが、本格的導入に向け検討を進めるべきと考えますので、生成AIの活用に対する見解や職員のスキル向上に向けた今後の方針について、以下の点について質問いたします。

  • 生成AI活用の可能性に関する見解。
    生成AIは、自治体業務の効率化や住民サービス向上に大きな可能性を秘めていると考えられますが、本町としてその活用についてどのような見解をお持ちか伺います。
  • 職員スキルアップと意識改革の取組。
    生成AIの活用には、職員のデジタルリテラシー向上が不可欠です。特に、生成AIの利用スキルや、AIが生成した情報の正確性や妥当性を判断する能力が求められますが、これらを習得するための研修や支援策についての見解をお伺いします。また、職員のスキル向上を通じてモチベーションを高めるための施策についてもお聞かせください。

町営斎場工事の地滑り問題、和解成立へ

2019年5月、余市町の町営斎場建設工事中に地滑りが発生し、工事が中断しました。

町は、この問題について設計会社(久米設計)に約3億1900万円の損害賠償を求め、札幌簡易裁判所に調停を申し立てました。

調停の過程で、地滑りの原因の8割が町側の過失によるものであると判断され、最終的に設計会社が町に約1,400万円を支払うことで和解が成立しました。

この地滑りをきっかけに斎場の建設場所を新たに選定することとなりましたが、ご存知の通り大混乱を招くこととなりました。

町は、和解に至る経緯や内容について町民に丁寧に説明し、信頼回復を図る必要があります。

また、町営斎場は地域の重要な公共施設であり、早期の完成が期待されています。

今回の和解を機に、町はより透明性の高いプロセスで工事を進めることが求められると思います。

行政報告調停の成立について

調停の成立について行政報告申し上げます。
余市町営斎場建替事業建設工事により令和元年5月20日余市町梅川霊園において地すべりが発生したため工事が中止となりました。
 地すべりの発生原因について設計会社と協議してきましたが、双方の見解に相違があったことから、協議の場を司法機関に委ねることとし、令和4年11月2日に札幌簡易裁判所に調停申立ての手続きをしました。
 令和4年12月6日に第1回の調停が開催され、その後双方による証拠書類の提出や主張の確認など計13回にわたる調停を経て、札幌簡易裁判所調停委員会より設計会社及び町に対し解決案が提示されました。
 提示を受け、代理人弁護士とも協議をしたところ、妥当性が認められると判断し、令和6年11月26日開催の調停において相手方設計会社についても解決案を受諾する意向が示され、調停に係る合意が調いましたので、今期定例会に所要の議案を提出させていただきたく、議員各位の特段のご理解を賜りますようお願いを申し上げ、行政報告といたします。